何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

読書対話を楽しむpodcast「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました!
ほんのれんvol.30のテーマは、”「好き」はどこにある? 自己発信から自己発見へ”。
「好き」は本音?それとも見栄? 「階級」が暴く欲望のメカニズム
▼目次
蒙古タンメン食べられるほうがエライ?/好きの数値化が厄介/ハーバード大→慶應/なぜ「センスがいい人」が得をするのか?/ステイタスと階級/VOUGE・CanCam・Zipper/
人類初期の高ステータス=筋肉!?/クラスで誰が初めて茶髪にするか/バーバリーのマフラー/インスタに守破離がある/詳しくは14-2のEPを/差異化&陳腐化/「真のパン好きは商店街の古いパン屋」論/だから流行は終わらない/選ぶならマイナー曲/「評価と評判」/「展覧会行ってきました〜」だけでいい?/戦争回、正しさ回、笑い回を思い出す/ステータス求めすぎるのカッコ悪い…?
▼今月の旬感本
『好きな食べ物がみつからない』古賀及子(著)ポプラ社2024
『人はなぜ物を愛するのかー「お気に入り」を生み出す心の仕組み』アーロン・アフーヴィア(著)田沢恭子(訳)白場社 2024
『気持ちを表すことばの辞典』飯間浩明(監修)ナツメ社2021
『STATUS AND CULTURE 文化をかたちづくる<ステイタス>の力学 感性・慣習・流行はいかに生まれるか?』デーヴイッド・マークス(著)黒木章人(訳) 筑摩書房2024
『日本数寄』松岡正剛(著) 春秋社
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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Podcast番組「ほんのれんラジオ」発のリアルイベントです。 ほんのれん編集部で恒例となりつつある、「カラダ」の公開勉強会(第3弾)を開催します。10月13日(月・祝)16:30-19時、本楼にて実施。どなたでもご参加 […]
あなたの「好き」は愛?依存?惰性?SNS時代が突きつける「35歳の壁」
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。