勝負の夏ってどんな夏?【タダ漏れ大惨寺】

2025/08/24(日)17:50
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どこの誰かは知らないけれど、イシスの誰もが知っている。みんなにお馴染み、千日興行中の大惨寺は、にゃんと折り返しを迎えました。不定期連載【タダ漏れ大惨寺】にて、500番のお題と回答を、無限にダダ漏れ/無料でタダ漏れしちゃいます。


出武将殿の体力が持つのだろうか、毎日回答する数寄者がいるのだろうか。そんな不安がなかったとは言えませんが、鉄壁の常連さんと休み休みの風来坊と、時折り加わるぴちぴちの新人さんとで、シン・お笑い大惨寺は「足掛三年隠遁廿年脳内欣快超一千日興行」(あしかけさんねんいんとんにねんのうないきんかいちょういっせんにちこうぎょう。読めたかにゃ?)続行中!

 

てけてんてんてけてんてこてん。お囃子にのって出題された第500番『勝負の夏』はこちら。

出武将
出武将
■■大相撲熱帯場所■■

『光るもの 対 光るもの』

一人三番まで。結果つきで


汗にまみれた肌と肌が密着する熱帯場所。暑苦しい最中の「光りもの」。みなさんならどんなものを連想しますか?


参拝者の回答はいかに。

 

 

 

ラジオ体操帰りの小学生男子を思わせる由緒正しく夏らしい回答です。
常連さんの筆頭、〈摩天楼の売茶翁〉さんの豆電球の灯りには、敗北の美を感じますねぇ。

なんだかしみじみしてきたところで、お次は臈たけた風味の回答に行ってみましょう。

 

 

 

勝ち負けは大きさじゃあないんですね。人生の滋味がじわじわ沁みます。

とはいえ、大惨寺のモットーは「だめになってもためにならない」。
出武将殿の「ピン子!」を獲得したのは、夏に伸び盛り〈つゆ艸〉さんのこちら。

 

 

意味があっても意味がない、意味がなくても意味がある。
そんな大惨寺に、汗にまみれた脳みその洗濯にいらっしゃいませ~。

第501番は9月1日出題。今が追いつき時です。


文・アイキャッチ/豆炭

画像協力/筆武将

  • シン・お笑い大惨寺 遊夕番遊夕番

    編集的先達:一休宗純、川上音二郎、椿三十郎、四方赤良。イシスと社会の狭間に生まれし「シン・お笑い大惨寺」。この河原から毎夕声を発するは人呼んで「遊夕番」。時には抜き身の刀のごとくギラギラと、時にはヌメヌメ艶っぽく、この世もわが身も笑い飛ばす。髑髏を蹴飛ばしオッペケペぇ、雨降らば降れ風吹かば吹け。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。