【本楼紹介】世界一大きな躙り口?井戸のような書棚空間「井寸房」

2025/07/07(月)08:32
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 松岡正剛の蔵書を配架しているゴートクジISIS館内「本楼」(東京都世田谷区)には約2万冊の日本に関する本が並んでいます。普段、一般公開されていないこの「本楼」の一部を特別にYouTubeイシスチャンネルでご紹介します。

 

 今回紹介するのは本楼の入り口にあたる井戸のような書棚空間「井寸房(せいすんぼう)」です。編集工学研究所主任研究員 橋本英人が案内役を担当します。

 

(撮影2023年)

参考

1493夜『知識の社会史』ピーター・バーク

 2012年に編集工学研究所と松岡正剛事務所が赤坂からゴートクジ赤堤へ移転したときの様子が記されています。

ツッカム正剛 0041夜 「三浦史朗④玄関に本棚がある世界」

 松岡正剛とコラボして井寸房を手がけた三浦史朗さんとの対談もあわせてどうぞ。

 

 

通常入ることのできない本楼ですが、7月中では以下のイベントを本楼で開催いたします。格別の本棚空間で特別な時間をお過ごしください。

 

▼お茶×読書×編集体験ができる不思議な茶会「本楼共茶会」

 7月12日(土)14:00-16:00

 申し込み https://shop.eel.co.jp/products/es_tour_250712

 

▼玄月音夜會 第二夜

 7月18日(金)19:30開演

 ゲスト:山下有子(ピアニスト・作曲家)

 申し込み https://edist-test.jpn.org/just/onyakai02/

 *オンライン視聴も選べます。

 

▼ISIS FESTA<田中優子の「江戸の音」> 

 7月20日(日)14:00-16:30

 ゲスト:西松布咏(邦楽家/西松流家元/「美紗の会」主宰)

 申し込み https://edist-test.jpn.org/just/20250720_isis-festa_edo-no-oto/

 *オンライン参加も選べます。

  • 後藤由加里

    編集的先達:石内都
    NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。