七夕の伝承は、古来中国に伝わる星の伝説に由来しているが、文字や学芸の向上を願う「乞巧奠」にあやかって、筆の見立ての谷中生姜に、物事を成し遂げる寺島ナス。いずれも東京の伝統野菜だが、「継承」の願いも込めて。
若林牧子
2025-07-07 00:58:02

イシス編集学校の奥の院、[離]の門がまもなく開きます。
2025年7月7日の18時から応募メールを受け付けます。
千夜千冊は2004年7月7日に千冊になり、17離は七夕から受付が始まるというめぐりあわせになりました。
昨年8月、松岡正剛 火元校長は、月へ還ってしまいましたが、校長直伝プログラム「世界読書奥義伝・離」は、続きます。「面影」を大事にしてきた松岡校長が、『見立て日本』(角川ソフィア文庫)で最後に選んだワードは「面影」です。
面影はたんなる記憶像のことではない。胸中にも眼前にも浮かぶ最も大切なコアイメージであり、その束であり、その参集である。それを辿れば自分や故郷や国がかつて大切にしてきた“面影ネットワーク”ともいうべきを次々に手繰り寄せることができる。
松岡校長の面影を思い出すだけでなく、憧れるだけでなく、その方法を今こそ身につけて欲しいのです。
[離]では、世界知を高速に横断し、「方法の知」を獲得します。数年かけて学ぶべき知を、わずか数日で駆け抜ける、過剰で、苛烈で、世界中どこにもない講座です。
いつか時間ができてから・・・。
仕事が一区切りしてから・・・。
もう少し知識をつけてから・・・。
そんな言い訳を探して受講を先延ばしにするのは、とてももったいないことです。
松岡校長が残してくれた極上のテキスト「文巻」。
これを浴び続ける贅沢な日々「一生の離」を、ぜひ体験してください。
───────────────────────────
[離]世界読書奥義伝 第十七季
https://es.isis.ne.jp/course/r
上記HPで「募集概要」を確認し、課題の提出のまえに
応募メールを送ってくだ
■募集開始 :2025年7月7日(月) 18時(午後6時)から
*先着順での受付けとし、定員になり次第
受付けを締め切ります。
■期間 :2025年11月1日(土)~2026年3月16日(月)
▼表沙汰 :2026年1月31日(土)
■資格 :[破]応用コース修了者(突破者)以上
[破]アリスとテレス賞(知文および物語の両方)に
エントリーした人を優先的に受付します。
■プログラム:松岡校長書き下ろし・門外不出の
オリジナルテキスト「文巻」で、
世界の見方・読み方・語り方を体得
——————————
*[離]に関するお問合せはこちらへ
イシス編集学校 離窓口(八田)
ri-editschool@eel.co.jp
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2025-07-07 00:58:02
2025-07-07 00:58:02
七夕の伝承は、古来中国に伝わる星の伝説に由来しているが、文字や学芸の向上を願う「乞巧奠」にあやかって、筆の見立ての谷中生姜に、物事を成し遂げる寺島ナス。いずれも東京の伝統野菜だが、「継承」の願いも込めて。
八田英子
編集工学を世界に広めるために編集工学研究所に入所した元SE。不適な笑みを湛えながら、問答無用でばさばさと人を斬りまくる。編集的先達は沢田研二。
イシス編集学校は、世界でたった一つの「方法の学校」です。 小学生から80代までの学衆(生徒)が日本全国から参加し、ネット上の「教室」に入って、「師範代」が出す「お題」に取り組んでいます。15週間で編集術のスキルを身につけ […]
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学校説明会オンライン 7月21日(月・祝)に開催します 9月13日(土)は本楼で!
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【参加者募集】魅惑のお茶×読書×編集体験!7/12(土) 「本楼共茶会」ミント茶篇を開催します
7月12日(土)、松岡正剛プロデュースのブックサロンスペース「本楼」にて、お茶×読書×編集で参加者のみなさまを意外な世界へお連れする「本楼共茶会」(ほんろうともちゃかい)を開催します。6度目となる今回は目にも涼しい「ミン […]
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。