グラスを回す指先に、本の記憶が香る― 「酒上夕書斎」第2夕 6/24YouTube LIVE開催

2025/06/15(日)08:00
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「酒上夕書斎」第2夕、開催決定。

― 今度の一冊は、学長・田中優子をつくった“まさか”の読書体験。


ゴートクジイシス館から、月に一度の“本とワインの夕べ”をお届けするYouTube LIVE企画「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。その第2夕が、6月24日(火)16:30より配信されます。

 

第1夕では、田中優子学長が選んだ“記念すべき最初の一冊”、石川淳の『普賢』を、ワイン片手に熱く語りました。

が――ライブ配信中であることをうっかり忘れ、笑顔で「止めてください」と話す一幕も。編集学校史に残る(?)緊急事態に、スタッフ一同、止められずに配信続行。無常にも流れ続ける配信と、ワインが進む学長。そんなスリリングなひとときを、みなさんも楽しんでいただけたのではないでしょうか。

 

はじめはカメラ目線だったが、気付けば優子学長の目線は目の前の吉村堅樹林頭へ

 

さて、第2夕に取り上げるのは、田中優子という人間をつくった“意外な一冊”。
「え、これが?」と驚くような選書の背景には、学長の人生と思想の源流がにじみます。どんな本なのか、どんな語りが飛び出すのか。そして今回は、止めずに最後までお届けできるのか――。

 

見逃したら、たぶんあとで悔やむやつです。
ぜひ、ご一緒に、ワインを片手に、書に耳を澄ませる夕べをお楽しみください。

 

酒上夕書斎 第2夕

日程:2025年6月24日(火)

時間: 16:30~(生配信)

出演: 田中優子学長

場所: ゴートクジイシス館 応接室より生中継

視聴方法: YouTube LIVEにて無料配信

配信URL:https://youtube.com/live/FxiByspidCI


前回の様子はこちらから:酒上夕書斎 第1夕レポート

  • 衣笠純子

    編集的先達:モーリス・ラヴェル。劇団四季元団員で何を歌ってもミュージカルになる特技の持ち主。折れない編集メンタルと無尽蔵の編集体力、編集工学への使命感の三位一体を備える。オリエンタルな魅力で、なぜかイタリア人に愛される、らしい。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。