何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

イシス編集学校に、新たなアドバイザリーボードが発足しました。「ISIS co-mission」です。
校長・松岡正剛の編集的世界観に〈共命(co-mission)〉する9名の匠が、今年の春からイシスの運営に加わります。
就任メンバーの顔ぶれをご紹介します。
井上麻矢氏(劇団こまつ座代表、エッセイスト)
今福龍太氏(文化人類学者、批評家)
宇川直宏氏(現”在”美術家、DOMMUNE主宰)
大澤真幸氏(社会学者)
鈴木健氏(スマートニュース株式会社 共同創業者 代表取締役会長)
武邑光裕氏(メディア美学者)
田中優子氏(法政大学名誉教授、江戸文化研究者)
津田一郎氏(数理科学者)
鈴木康代氏(イシス編集学校 学匠)
4月某日、東京世田谷豪徳寺にある「本楼」にISIS co-missionメンバーが勢揃い。3時間半、生成AIから変分原理、バ美肉からDAO、そして密教まで、ありとあらゆる知が混ざりあう議論が交されました。
「人間が、いかにして生成AIというライバルと付き合うか」と大澤真幸さんが問えば、今福龍太さんが吟遊詩人を例にあげて応答。アメリカからZoomをつないだ鈴木健さんは「イシス編集学校という場が、日本に、世界にあるのが素晴らしい」と感嘆すれば、井上麻矢さんが「編集学校の熱量をもっと多くの人に伝えたい」と意気込みます。
校長松岡正剛は、開校当初の思惑や学校の仕掛けを一挙に開陳。ISIS co-missionのメンバーとともに、「編集工学」のさらなる可能性をひらいた1日となりました。
21世紀の日本には「編集」が不可欠だ。
――イシス編集学校 校長 松岡正剛
2024年春、イシス編集学校が出遊します。
co-missionのみなさまからのメッセージや旗印に込めた願いなど、ISIS co-missionにかんする詳しい情報はこちらのページからご覧ください。
https://es.isis.ne.jp/isis-co-mission
ロゴ・バナーデザイン:穂積晴明
写真:後藤由加里
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
イシス編集学校メルマガ「編集ウメ子」配信中。
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。