何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新シリーズが公開されました!
2024年4月のテーマは、「大人」ってなんだ?
前回のエピソードでは、いま読みたい旬感本5冊をどうやって選んだのか、そのプロセスをご紹介しました。今回のエピソードからは、選んだ5冊をひもときつつ、「大人へにならなきゃいけないの?」とか「大人へのなりかた」を考えていきます。
▼エピソード
子どものころ、大人になりたかった?/10歳で家出したはるにゃ/通過儀礼のない現代/大人ってダサい?/若者がかっこいいのは敗戦のせい?マスコミのせい?/大人の条件は「利他」かしら/発達心理学者・エリクソンの8段階/大人への境界は40歳か/ほんとに大人にならなきゃいけないの?/成長と成熟は違う(byイネ)/青い田んぼと黄色い田んぼ/でも、どうやったら黄色い田んぼになれるわけ?
出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、ウメコ、はるにゃ
※大雨の日に収録したので、雨の音がたっぷり入っています!ホワイトノイズとしてぜひお楽しみください。
▼紹介したゲスト本
『「若者」をやめて、「大人」を始める─「成熟困難時代」をどう生きるか? 』熊代亨(著) イースト・プレス 2018
『生き物が大人になるまで』稲垣栄洋(著) 大和書房 2020
『大人になることの難しさ』河合隼雄 (著), 河合俊雄 (編集) 岩波書店 2014
\ 耳より情報 /
●Business Insiderでも、「こども力」について考えています!
「大人も学び続けろ」プレッシャーがしんどい。10冊の本で考える、子どものように学びを楽しむ5つの方法
2024年4月からの記事は、全編無料公開中。
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ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。