◆エディットツアー特別編 情報の海を発想跳び! ~イメージからマネージへイシス秘伝の連想術~

2024/03/25(月)08:00
img JUSTedit

「判官かなはじとや思はれけん、長刀脇にかいはさみ、みかたの舟の二丈ばかりのいたりけるに、ゆらりととび乗り給ひぬ」『平家物語』

 

壇ノ浦の戦いで義経はひらりひらりと八艘もの船を軽やかに跳び跳び、辛くも敵将の追跡を逃れた、これが「義経の八艘跳び」の伝説です。源義経というと、ともすると悲劇の主人公を思い浮かべがちですが、実は常識破りの戦術で数々の戦を勝ちに導いた勇将。決戦の場であっても、かなわないと思えば大将といえども逃げる、これもまた常識破りの一端です。

 

 

義経の八艘飛び

下関、壇ノ浦古戦場跡。潮流に乗って一気呵成に。

 

そんな常識破りの発想を身につけたいと思いませんか。


情報が氾濫する時代、情報の多様性に着目し、固定化された見方からやわらかな見方へ、発想力を磨く編集術を体験するツアーです。
風薫る五月開講の53[守]師範を務める北條玲子師範と、相部礼子師範がナビゲート。
発想といってもただの思いつきではない。ひらりひらりと軽やかに連想を広げるいくつかの編集ゲームを通じて、現状を打破する見方が変わる体験をぜひ。


◎エディットツアー 特別編

情報の海を発想跳び! ~イメージからマネージへイシス秘伝の連想術

 

■日時:2024年4月14日(日)14:00-16:00
■費用:本楼参加 1,650円(税込)
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤) 
■対象:どなたでも(未入門者大歓迎!)
■定員:本楼参加 先着20名
■ナビゲーター:イシス編集学校師範(相部礼子、北條玲子)、コメント・渡辺恒久番匠
■内容:「本楼」の見学をしながら、イシス編集学校の「編集稽古」をワークショップ形式で体験いただきます。

■お申し込みはこちらから:

https://shop.eel.co.jp/products/detail/668

  • イシス編集学校 [守]チーム

    編集学校の原風景であり稽古の原郷となる[守]。初めてイシス編集学校と出会う学衆と歩みつづける学匠、番匠、師範、ときどき師範代のチーム。鯉は竜になるか。

  • エディット・アスリートの祭典ー55[守]クロニクルー

    花伝所の指導陣が教えてくれた。「自信をもって守へ送り出せる師範代です」と。鍛え抜かれた11名の花伝生と7名の再登板、合計18教室が誕生。自由編集状態へ焦がれる師範代たちと171名の学衆の想いが相互に混じり合い、お題・ […]

  • 【88感門】結司・響事・籟記が生まれた日

    これまで松岡正剛校長から服装については何も言われたことがない、と少し照れた顔の着物姿の林頭は、イシス編集学校のために日も夜もついでラウンジを駆け回る3人を本棚劇場に招いた。林頭の手には手書きの色紙が掲げられている。 &n […]

  • キンダイ

    週刊キンダイvol.018 〜編集という大海に、糸を垂らして~

    海に舟を出すこと。それは「週刊キンダイ」を始めたときの心持ちと重なる。釣れるかどうかはわからない。だが、竿を握り、ただ糸を落とす。その一投がすべてを変える。    全ては、この一言から始まった。   […]

  • 未来へつなぐ編集と松岡校長のOS ―師範 The談(下)

    55[守]で初めて師範を務めた内村放と青井隼人。2人の編集道に[守]学匠の鈴木康代と番匠・阿曽祐子が迫る連載「師範 The談」の最終回はイシスの今後へと話題は広がった。[離]への挑戦や学びを止めない姿勢。さらに話題は松 […]

  • 出世魚の眼差し――55[破]教室名発表【89感門】

    目が印象的だった。半年前の第86回感門之盟、[破]の出世魚教室名発表で司会を務めたときのことだ。司会にコールされた師範代は緊張の面持ちで、目も合わせぬまま壇上にあがる。真ん中に立ち、すっと顔を上げて、画面を見つめる。ま […]

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。