2020ETS編集聖火キャスト02「本の読み方が変わった」K村さん(会社員・神保町)

2020/03/04(水)20:45
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全国同時多発で打ちあがった編集の祭典「ISISフェスタエディットツアースペシャル(ETS)』。4月までに全国20か所を編集聖火ランナーがかけぬけてます。ここでは参加者の声を紹介します。

 

【Q.受講のきっかけは?】

友人がイシス編集学校の師範代をしており、誘われたのがきっかけです。

 

以前参加したISIS FESTAでの漫画本のDONDEN読み*で刺激を受けたこともあったので、参加を決めました。

 

もともと映画好きなので、今回のテーマが映画だったことも決め手になりました。

 

*DONDEN読みとは、1冊のマンガから、自分が関連づけた新書、文庫を2冊選び、3冊の本を紐づけて読む読書法。

 

 

【Q.エディットツアーを通じて得たこと、学んだこと、新しい発見はありましたか?】

通常ある程度情報をもって、読みたいと思う本を買うことが多いので、読む前に、「優しい本だな」とか「真面目そうな本だな」とか手触りや本から受ける印象を感じることが新鮮でした。

 

普段も目次や後書きなどを読んで本を選んでいるはずですが、目次からどのようなことを書かれているかを想像し、どこに自分の興味があるかを考えること、どのような背景の本かをちゃんと知ろうとすることを意外にしていないというのも発見でした。

 

映画のカット編集ワークでは、同じグループのメンバーの嗜好などを知り、くみ取りながらストーリーを作りあげていくこと、そしてその場にいるメンバーによって全然ストーリーが変わっていくことが面白かったです。

 

私はB級映画も割と好きなので、個人的には自分たちのグループで作ったストーリーも気に入りました。

 

 

【Q.今後にどう活かしたいですか?】

自分の知らない未知の本にもっと出会ってみたいと思いました。


また、ちょうど今、自室の本を整理しているので、もう一度それぞれの本のイメージを感じつつ、自分がその本が本当に好きなのかどうか選別するのに役立てたいと思います。

  • 後藤由加里

    編集的先達:石内都
    NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。