【まだ間に合う!】「今福龍太を読む」篇 多読スペシャル第3弾

2023/05/12(金)19:00
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まだ間に合います! 多読スペシャル「今福龍太を読む」篇!
先月末に募集記事がエディストで公開されました。未読の方はぜひチェックしてください。
今回はその続報です。「今福龍太を読む」篇の講座そのものに焦点化し、いくつかのキートピックを挙げながら、コース内容をご案内します。

【募集◆定員30名】「今福龍太を読む」 多読スペシャル第三弾

 

◆KEY1:お手製希少本『リングア・フランカへの旅』をプレゼント

 

募集記事にも記されていますが、今福さんの著書『リングア・フランカへの旅』が講座全体のキーブックになっています。「今福龍太を読む」篇では、この一冊を「舟」と見立てて、書物の群島に旅立ちます。
受講者には、もれなく『リンガ・フランカ』をプレゼントします。じつは『リングア・フランカへの旅』は一般書店では購入することができません。この本は湘南辻堂にあるGato Azul(今福明子さん主宰)という小さな製本工房で、一冊一冊手作りで製本された、お手製希少本なのです。
判型は四六判変形で糸綴じ製本。「舌」というテーマをめぐって、自由に時と場所をたゆたう今福龍太さんの濃厚なエッセイとともに、ところどころに今福明子さんの装画がちりばめられた、80ページほどの小さく愛らしい一冊になっています。
味わい深く、けれども爽やかな読後感がたまりません。ここから旅が始まるのかと考えると、はじめて一人旅に出かける前夜のように、ワクワクが止まらなくなることでしょう。

 

◆KEY2:群島-読書地図「今福龍太の6つの島宇宙」、初公開

 

群島-読書地図「今福龍太の6つの島宇宙」、いよいよ初公開です。
編集工学研究所・デザイナーの穂積晴明さんが数か月かけて練りに練って仕上げた力作です。まずはじっくりとご覧ください。
島々には、「クレオール」「イマージュ」「書物」「ユートピア」「群島」「ホモ・ルーデンス」の6つのキーワードとキーブックが紐づいており、さらにサブブックと数多のホットワードが島の周辺を取り囲んでいます。
繰り返しになりますが、「今福龍太を読む」篇の受講者の皆さんは、このマップをもとに《受講生は、『リングア・フランカへの旅』という本の船にのり、この群島-読書地図を手に、「今福龍太の6つの島宇宙」を、島から島へ、探検することになる》というわけです。
今まで、こんな驚くべき読書を体験したことがありますか。
おそらく体験者は、読書に対する考えが、いや、それだけにとどまらず、世界観そのものが一変することでしょう。

 

◆KEY3:今福龍太の”ナマ”を体感するオープニング・セッション

 

編集の冒険には、ルル3条が欠かせません。
出発のためのツールは揃いました。『リングア・フランカ』と「今福龍太の6つの島宇宙」です。
ルールは? 『リングア・フランカ』号に乗船して、「6つの島宇宙」をめぐります。
では、ロールは? ロールはいろいろありますが、絶対に欠かせないのは、もちろん今福龍太さんご本人。そもそも、今福さんと出会うことが、この【多読スペシャル】「今福龍太を読む」篇の一つの大きな目的になっています。
とはいえ、出会うと一口に言っても、さまざまな出会い方があります。そこで今福さんがもっとも重視するのは、なんといっても「身体性」です。その思想は『リングア・フランカ』が「舌」をめぐるエッセイであり、たとえば『身体としての書物』のタイトリングからもうかがい知ることができます。
そのため、オープニング・セッションは、【多読スペシャル】では初めてリアルイベント(ZOOM参加も可)として開催することになりました。当日は『リングア・フランカ』と「今福龍太の6つの島宇宙」について、今福さんのナマ講義を聞くことができます。さらに、今福さんとナマの交し合いができる貴重な機会でもあります。

 

ここまで3つのKEYをご紹介してきましたが、編集学校の講座でも、これほど贅沢なカリキュラムはそうはないでしょう。乗船準備を万端にするためにも、お申込みはお早めに! 

そろそろ定員も近づき、締切期限も迫ってきています。
でも、まだ、間に合います!
ご応募、心からお待ちしております。


Info <多読ジム>スペシャルコース第3回「今福龍太を読む」


【受講期間】2023年6月4日(日)~2023年7月9日(日)

      *6月4日(日)「オープニング・セッション」
             講義=今福龍太/読衆とのセッション

      *8月5日(土)「修了式」
             スペシャル対談=今福龍太×松岡正剛
             今福龍太の審査・講評あり

【受講資格】[破]応用コース修了者

【定員】  30名 ※定員になり次第、締め切りとなります。

【受講料】 77,000円(税込)
 ※テキスト『リングア・フランカへの旅』
      「オープニング・セッション」「修了式」の参加費を含む

【お申込み】https://shop.eel.co.jp/products/detail/532

 

  • 金 宗 代 QUIM JONG DAE

    編集的先達:宮崎滔天
    最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
    photo: yukari goto

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。