物語講座、第十五綴の受賞者を発表【81感門】

2023/03/18(土)19:45 img
img LISTedit

第81回感門之盟も終盤にさしかかる頃、第十五綴[物語講座]の授賞式が行われた。最優秀賞である冠綴賞は、ナウシカ黒蜥蜴文叢(三津田恵子師範代)の町田有理さんが受賞された。町田さんは、他にもトリガー賞を受賞、ダブル受賞となった。

各賞の受賞者は以下の通り。

 

◇◆冠綴賞◆◇
 ナウシカ黒蜥蜴文叢 町田有理さん

 

◇窯変落語賞◇ 

 はてしない裏庭文叢 三國紹恵さん

 

◇窯変ミステリー賞◇

 はてしない裏庭文叢 窪田美怜さん

 

◇窯変幼な心賞◇
 芳一ドン・キホーテ文叢 松尾亘さん

 

◇トリガー賞◇
 ナウシカ黒蜥蜴文叢 町田有理さん

 

◇編伝賞 
 天守よだか文叢 外山雄太さん

 

冠綴賞受賞のナウシカ黒蜥蜴文叢の町田有理さん。[破]の物語編集術の稽古で初めて[守]の型への手応えを感じ、物語の見方が変わったという。「編集術を深めるには、まず物語講座を受講を決めました。飛び込んで本当によかったと思います」(町田さん)

 

皆様、おめでとうございました。

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。