声が重なり、道となる―50[守]開講

2022/10/24(月)23:37
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 「ここから諸君の『世界と自分についての見方と才能』がおそらく劇的に変わっていくでしょう」。本日12時、校長 松岡正剛のメッセージで50[守]が開講した。続いて、インターネット上の教室に開講と「点呼」の案内が届く。

 

 9分後、一人目の点呼が返った。「今日からの編集稽古、楽しみです!」(釣果そうか!教室)。12分後には二人目の声が届いた。「これからの学びの時間を楽しみにしております」(50gエンシオス教室)。

 

 「ドキドキ、そわそわしながら、今日を楽しみにしていました」(外骨ジャーナル教室)、「これから一緒に学びを深めていくことを心から楽しみにしています」(傑作ペパーランド教室)、「今朝は、ワクワクする気持ちで目覚めました」(柑橘カイヨワ教室)。稽古への期待がコメントににじみ出る。

 「同僚に進められ、スタートいたしました」(ダルマ・バムズ教室)、「普段はIT関係の仕事をしています」(アスレ・ショーコ教室)、「モモの花が咲くころ、全問回答を目指してこの旅、参加させて頂きます」(モモめぐむ教室)。互いの属性もちらりと見える。

 

 師範代からは最初の出題がされ、回答も指南も届き始めた。夜に入り、教室はいっそう賑やかだ。
 今日から17週間、ひとりひとりの発言が50[守]ロードをつくっていく。

  • 石井梨香

    編集的先達:須賀敦子。懐の深い包容力で、師範としては学匠を、九天玄氣組舵星連としては組長をサポートし続ける。子ども編集学校の師範代もつとめる律義なファンタジスト。趣味は三味線と街の探索。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。