何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

辞書が好きだ。言葉が好きだ。
でも、地味で孤独な趣味でしかない。
語彙不足に焦る。言葉を磨きたい。
でも、どうしたらいいかわからない。
実用的でない言葉が好きでたまらない人にとっても、実用的な言葉に不足を抱えている人にとっても、イシス編集学校はひとつの契機になる。1教室に約10名。ビジネスパーソン、学生、医師、経営者、主婦(主夫)、アーティストなどなど、年齢も職業も居住地域もさまざまな学衆が、編集という方法の秘密に触れるべく、全力で遊び学んでいる。
情報編集入門コース[守]では、既成の見方に凝り固まった情報を柔らかくほぐしていくことを学ぶ。ある情報を意味として言いかえられる集合のことを「意味のシソーラス」と呼び、ひとつの情報を多様に解釈する「言い換え」を駆使しながら、情報が他の情報と接続していくための糸口を見いだす。
面白いのは、それが編集”工学”であることだ。工学には方法論があり、再現性がある。私たちが己の好みや知識を最大限に活かせるよう、38のお題を通じて多様な連想・照合・発見の手続きを学ぶのが[守]だ。
今回のオンラインエディットツアーを担当するのは、師範の加藤めぐみ。中学生の頃に新明解国語辞典を通読して抜き書きノートを作った言葉マニア。このツアーのために数えた自宅の辞書は78冊、本業はIT企業のプロダクトマネージャー。
14日のエディットツアーでは、編集学校に入るとはどのような体験なのか、門前でためらう方に向けて、少人数でこっそりとお伝えする。参加費は無料、オンラインで金曜の19時スタート。記憶が飛ばない程度なら、手元にお酒を用意していただくのも大歓迎だ。ただし、未成年はノンアルコールで。
概要は以下のとおり、定員は10名・未入門者限定。
今すぐお申し込みください。
文:加藤めぐみ
アイキャッチデザイン:阿久津健
辞書と遊ぶ「ことば漬け」の夜。
言葉を愛してやまない人、言葉と出会い直したい人、編集学校が気になっているが踏ん切りがつかない人に向けて、節目の50守、入門ギリギリラストチャンスのエディットツアーを開催。
〇講師:加藤めぐみ(イシス編集学校師範/プロダクトマネージャー)
〇日時:2022年10月14日(金)19:00 オンライン開催
〇参加費:無料
〇対象:イシス編集学校が初めての方
〇推奨:お手元にお好きな辞書(Web上の辞書でも可)
〇お申込み:https://shop.eel.co.jp/products/detail/463
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
方法の学校は、ここしかない。世界で唯一の学校【ISIS co-missionメッセージ 井上麻矢×田中優子】
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株式会社編集工学研究所(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:安藤昭子)が運営するイシス編集学校は、インターネット上で24時間いつでもどこでも「編集術」を学べる学校として、2000年に開校、25周年を迎えました。 […]
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。