師範・番匠を「書」で寿ぐ 48[破]玄々書【79感門】

2022/09/10(土)18:00
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48[破]突破式では、初めて番匠と師範のロールをつとめた3名へ、校長松岡正剛直筆の「書」が贈られた。この書は、第78回感門之盟より松岡校長によって「玄々書(げんげんしょ)」と名づけられている。

 

◇戸田由香師範

戸田由香[破]師範の書(上)は、衣装(下)と同じ赤の“HA”が映えている。

 

 

◇華岡晃生師範

華岡[破]師範の書には、医者という職業らしく破の字に白衣(“は”くい)が重ねられている(上)。

白衣のドクター華岡は、松岡校長の『フラジャイル』なYohji Yamamotoの黒いジャケットに着替えて壇上に登場した(下)。

 

◇福田容子番匠

福田[破]番匠の書には、福田のトポスである「京都」と、期中に急遽代打を引き受けた渡辺「高志」[破]師範の名前が寄り添っている。

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。