何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

本日の「遊刊エディスト」は武邑光裕DAY!!
メディア美学者・武邑光裕さんのゲストイベント「ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む 第四弾 武邑光裕篇」を告知する本記事とともに、「【AIDA】「新中世」時代に考えるメタヴァースの将来(武邑光裕ロングインタビュー)」の二本の記事がエディストに一挙公開されます。
あわせて、過去記事の「【AIDA】DOMMUNE版「私の個人主義」!!!!! by武邑光裕」、「【AIDA】リアルが持っている代替不可能な感覚情報がAIDAで鮮明になった<武邑光裕さんインタビュー>」も読んでもらえれば、「『情歴21』を読む」イベントの参加準備は万端です。
https://edist.isis.ne.jp/past/aida2-5_takemura/
「ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む 第四弾 武邑光裕篇」は、2022年5月18日に開催予定。これまで「『情歴21』を読む」は、大文豪バルザックと対峙した第一弾「山本貴光篇」を皮切りに、中世の東西教会分裂から現代のウクライナ問題までを一気通貫した第二弾「大澤真幸篇」、さらに、江戸開府と明治維新のあいだの動因と渦にズームインした第三弾「田中優子篇」が連続連打されてきました。
そして、四番バッターの第四弾「武邑光裕篇」では、中世の相似系とも言える現代を「新中世時代」と位置づけ、「分散型ドロップアウト」や「メタヴァース」、「三体問題」(東洋・西洋・デジタル)をキーワードに『情報の歴史21』(編集工学研究所)の複相トラックを縦横無尽にめぐります。あるいはそもそも「リアルとは何か?」「バーチャルとは何か?」という存在の根本問題を問いかけながら、またとない知的興奮に満ちた、武邑流のサイバー空間が立ち上がってくることでしょう。
『情歴21』×武邑光裕のコラボレーションの実現に編集工学研究所・松岡正剛所長も太鼓判を押しています。どうぞお見逃しなく!
左から『プライバシー・パラドックス データ監視社会と「わたし」の再発明』(黒鳥社)
『ベルリン・都市・未来』(太田出版)
『さよなら、インターネット――GDPRはネットとデータをどう変えるのか』(ダイヤモンド社)
『サイバー・メディアの銀河系―映像走査論』(フィルムアート社)
「ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む」は、古代から中世、近世、近代そして2020年まで古今東西様々なジャンルを見開きで一望できる『情歴21』という一大クロニクルに、どんな可能性があるのか、どのように使い倒すことができるのか、さまざまなゲストが自らの方法を開陳するスペシャルイベントです。このアーカイヴは書籍化の構想もあり、今後も毎月一回ほどのペースで続いていく予定です。まだまだ見逃せない情歴プロジェクト、今後の展開もどうぞお楽しみに!
ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む 第四弾 武邑光裕篇
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2022年5月18日(水) 19:30~22:00
■会場:
リアル参加:本楼(世田谷区豪徳寺)
オンライン参加:お申し込みの方にZOOMアクセス情報をお送りします。
■参加費 :
リアル参加:¥ 3,850(税込)
オンライン参加:¥ 2,200(税込)
■参加資格:どなたでもご参加いただけます。
■お申込み:以下よりお手続きください。
https://shop.eel.co.jp/products/detail/397
*プルダウンでリアル/オンラインをお選びください。
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金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:宮崎滔天
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。