歌うマダムの面影と 2日目司会の天然コンビの素顔とは【78感門】

2022/03/21(月)13:38
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 第78回感門之盟2日目は、これからの日本を編集する二人の編集草子、若林牧子と新井陽大が率いる。

 

 若林は、今期48[守]で初番匠をつとめあげ、昨日の感門で校長から玄々書「番襟」の書を贈られた。その「襟」にちなんでストールをまとう。昨年秋に早逝したオールイシスの仮名の花、編集的先達・マダム池澤祐子師範から引き継いだ衣装をまとい、ネイルもマダムへのオマージュのトリコロールカラーだ。

 

 片や、2回目の師範代登板でバニー蔵之介教室以来、ニックネーム“バニー”がすっかり板についたバニー新井。新井もじつはマダム池澤の“歌う”エディットツアーがきっかけで2014年に入門した。今日の装いは、ズバリ、いなばの白うさぎ。

 

 人と方法をかさねたREMIX編集で感門DAY2をまとっていく生粋の天然コンビ。二人のズレ・ハズレ・アフレ・ヌケに乞うご期待?! zoom参加者はぜひチャットから愛のツッコミを贈られたし。

 

撮影:上杉公志

  • 福田容子

    編集的先達:森村泰昌。速度、質、量の三拍子が揃うのみならず、コンテンツへの方法的評価、厄介ごと引き受ける器量、お題をつくり場を動かす相互編集力をあわせもつ。編集学校に現れたラディカルなISIS的才能。松岡校長は「あと7人の福田容子が欲しい」と語る。

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  • 松岡正剛

    【追悼】松岡正剛 心は一秒たりとも寝ていない

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  • 48[破]開講まで2週間、伝習座白熱中

    48[破]が始まった。  2022年4月2日(土)第一回伝習座。今期[破]で新たに師範として登板する戸田由香が、48[破]師範代陣に向けて、文体編集術の骨法をレクチャーした。    戸田といえば、エディストの […]

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。