何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

「ん? このアイキャッチはどこかで見覚えがあるぞ!」とピンときた方は『遊刊エディスト』のヘビーユーザーに認定します。「見覚えがある」は大正解です。まったく同じ人物の、まったく同じポーズの、まったく同じアングルのカット写真を使ったアイキャッチデザインの記事がたしかについ先日、公開されました。種明かしをすれば、あなたのデジャヴの正体は、この多読ジムseason10の予告記事(【予告!】もしもブッククエストがRPGだったら 多読ジム season10・春)に間違いありません。
右:<多読ジム>season10・春(2022年4月11日~6月26日)
左:ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む 第一弾 山本貴光篇(2022年2月23日)
よくよく画像を観察してみると、大きく開かれた左手から「申込めぇ〜、申込めぇ〜」と”念波”を放っているように見えてしまうのは私だけでしょうか。”念”のためご紹介すると、このエディスト内に増殖しているお方こそ、ゲーム作家にして文筆家、多読家にして『情報の歴史』のヘビーユーザーの山本貴光さんです(山本さんのことをもっとよく知りたいという方はやはり多読ジムseason10の予告記事をご覧ください)。その山本さんが、もうまもなくの2022年2月23日(水)に開催する「ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む」にゲスト出演することが決定しました。
2021年10月16日に開催された「Hyper-Editing Platform[AIDA]Season2」第1講より。
山本貴光さんHyper-Editing Platform[AIDA]のボードメンバーも務める。
イベント名の「『情報の歴史21』を読む」というワードにさらにピンときた方は、山本さんと同じく『情歴』のヘビーユーザーであることを認定します。すでに絶版本になっていますが、かつての『情歴』には『情報の歴史を読む―世界情報文化史講義 (BOOKS IN FORM SPECIAL)』(NTT出版)という副読書がありました。今回のイベントはそのブックタイトルにあやかっているというわけです。
松岡正剛『情報の歴史を読む―世界情報文化史講義 (BOOKS IN FORM SPECIAL)』(NTT出版)
『記憶のデザイン』(筑摩書房)では学びのビオトーブを勧め、『マルジナリアでつかまえて』(本の雑誌社)では本への書き込みの偏愛も語った山本貴光さんは、『情歴21』をどう料理するのか。『情歴21』にはどんな可能性があるのか、どのように使い倒すことができるのか。そして、『情歴史21』に期待したい電子化年表の未来とは…。
「ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む」は、「第一弾 山本貴光篇」に続いて、第二弾、第三弾とシリーズ企画として毎月一回ほどのペースで続いていく予定です。さらに『情歴史21』編集長の吉村林頭によると、書籍化の目論見もあるそうです。まだまだ見逃せない情歴プロジェクト、今後の展開もどうぞお楽しみに!
ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む 第一弾 山本貴光篇 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2022年2月23日(水) 19:30~22:00 ■会場: リアル参加:本楼(世田谷区豪徳寺) オンライン参加:お申し込みの方にZOOM アクセスをお送りします。 ■参加費 : リアル参加:¥ 3,850 税込 オンライン参加:¥ 2,200 税込 ■参加資格:どなたでもご参加いただけます。 ■申し込みはこちらから ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:宮崎滔天
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。