嵐を超えて、43[破]開講!

2019/10/22(火)17:47
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 初回答は、開講8分後に届いた。
 10月14日正午すぎに43[破]9教室がスタート。第一回答は福田容子師範代の比叡おろし教室だった。前日に出題されていた編集稽古00番:セルフ・プロフィールの回答が到着。セルフ・プロフといっても、単なる自己紹介ではない。千夜千冊、幼な心、編集的先達をそれぞれがとりだして自己のプロフィールを記す。その一時間後には師範代からコメントが届き、講座の旅路の第一歩を記した。

 

 超大型台風19号に閉じ込められた三連休、師範代たちは災いを転じて、準備を積み重ねていた。学衆も師範代の用意に応える。編集稽古1-01番:創文の基礎~5W1H活用術では、台風にまつわる出来事をニュースのモードで創文した回答が次々と届く。「編集は与件から始まる」ことを学衆は体現した。

 

 開講1週間で73人中69人の学衆が発言し、すでに再回答、再指南が行われている。[破]の稽古では推敲を繰り返していくことが基本だ。
 今期の[破]は、有事の開講になったが、平時の鍛錬が非常時をしなやかに編集する力を培うことを指導陣は知っている。

 

 破講座修了は2020年2月9日の予定。https://es.isis.ne.jp/course/ha

  • 原田淳子

    編集的先達:若桑みどり。姿勢が良すぎる、筋が通りすぎている破二代目学匠。優雅な音楽や舞台には恋慕を、高貴な文章や言葉に敬意を。かつて仕事で世にでる新刊すべてに目を通していた言語明晰な編集目利き。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。