未知奥で「連」なる狼煙 イシス東北支所

2019/09/16(月)21:30
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 2017年8月11日、松岡校長はイシス編集学校の東北支所を「未知奥連(みちのくれん)」と命名した。他の支所は、関西の「奇内花伝組」、九州の「九天玄氣組」、名古屋の「曼名伽組」とグループ名が「組」であるのに対し、東北は「連」。その位置づけは特異である。

 

 同日、「未知奥連」としたためた松岡校長の書を、福島在住の鈴木康代([守]学匠)が受け取った。「白河の関を渡って東北に支所ができた」。鈴木は喜びをあらわにした。


 東北支所のもう一人の牽引役は、森由佳である。仙台在住でイシス随一の指導キャリアを誇る。森は「未知奥」というネーミングに「より未知に向かえ」という意を受けとった。「連」には「ネットワーカー的な感じがいい」と満足げだ。


 細々と活動していた未知奥連だったが、福島と仙台で ISIS FESTAを開催した。2019年8月11日と12日、旗揚げから丸2年の誕生日だった。

  • 井ノ上シーザー

    編集的先達:グレゴリー・ベイトソン。湿度120%のDUSTライター。どんな些細なネタも、シーザーの熱視線で下世話なゴシップに仕立て上げる力量の持主。イシスの異端者もいまや未知奥連若頭、守番匠を担う。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。