第18座 風韻講座 アワード3賞は誰の手に?!

2020/09/21(月)12:16
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第74回感門之盟の2日目。午前の部では、風韻講座 第18座 夕星座の韻去式が行われた。

 

風韻講座とは、編集の型を使いながら日本の定型詩を学ぶ・遊ぶ講座である。申し込み開始から、ほぼ一晩、おそくても二晩で埋まってしまう、突破者だけが受講できる”イシスの温泉”。癒しのコースだ。

 

ステージをナビゲートした木村久美子月匠は、直前の「こども編集学校」のコーナーを受けて、千夜千冊第1219夜「ささめごと・ひとりごと」をひいて、中学生になったばかりの松岡正剛少年が詠った句を紹介した。

 

「  赤い水のこして泳ぐ金魚かな  」

 

続いて、風韻講座の師範である小池純代宗匠がオンラインで登壇し、韻去された方々へメッセージを送った。

 

「今期は、コロナ禍ではございましたが、唯一集う仄明書屋も、皆様のおかげですべてオンラインでの実施ができました。オンライン吟行というもの以上のものとなり、コロナによっても新しいものが生み出されるのだと実感いたしました。

実際にはお一人ずつ大変なこともあったと思いますが、座閉じの前日には、全員がすべての回答を終えているという、“艱難汝を玉にす”とはこういうことかというような、たいへん立派な座となりました。韻去、おめでとうございます。」

 

最後に、風韻3賞のアワード発表が行われ、小池宗匠からお一人ずつに、小池宗匠が詠った句の色紙が贈られた。

 

受賞された皆様、おめでとうございました。

 

◆雨四光 宮本千鶴さん

 

◆四光 脇ゆかりさん

 

◆ポケット太夫 米田奈穂さん 

 

 

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。